新卒でマンション買っちゃった 〜5. 泥沼の賃貸探し(後編)〜
こんにちは、黒箱です。
本来1章で終える予定だった賃貸編、3章に突入です。
さらっと続けていきます。
コスモ新丸子アクアフロント
THE KAHALA 小杉陣屋町に内見に行った日、せっかく早起きしたと言うことで、近辺の賃貸を他にも2件回りました。
今回のコスモ新丸子アクアフロントはその1件目です。
名前から分かる通りコスモイニシアによる分譲マンションですが、2004年築と古く、内見当時は普通の賃貸マンションだと思っていました。
新丸子駅徒歩6分、武蔵小杉駅徒歩12分と、分数表示はTHE KAHALA 小杉陣屋町と大して変わりませんが、こちらは駅の東側に位置し、中原街道を越える必要があるなど、立地条件での違いがありました。
広さは68平米、家賃+管理費で22万でした。
分譲マンションの価格感をわかった今となっては、とんでもない高値追求に驚きますね笑
3LDKの壁をぶち抜いた広め2LDK(表記上1SLDK)です。
階数は覚えていないのですが、結構上の方でした。
この物件は元々定期借家で募集をかけていたのですがなかなか人が申し込みが入らず、ちょうど私たちが探している時期に普通借家に切り替えたそうです。
オーナーが戻って住む予定は特になかったそうですが、なんで定期借家にしていたんでしょうか。
さて、内見の感想ですが、まずリビングが広い!
窓からは多摩川が一望できます。
さて次に、微妙だった点です。
まず、洋室が暗い。
ここで寝るのかぁ、とか、ここで仕事するのかぁ、と考えるとちょっとテンションが下がりました。
次に、眺望がいい代わりに、電車や新幹線の音がめちゃめちゃ聞こえました。
猫を飼っているゆえあまり窓は開けない生活ですが、窓を閉じてもそこそこ聞こえたので、残念でした。
また、これからリフォームが入ると言っていましたが、部屋の床に前住人の家具跡があったり、キッチンや浴室がなんだか使用感があったりしたことは、内見のタイミングの問題かもしれませんがテンションが下がる一因でした。
マンション供用部もあまり綺麗といえる感じでもなく、マンション内ゴミ捨て場もなかったり等、全体的にいい印象は持てませんでした。
結構微妙な点を書き連ねてしまいましたが、リビングが広い点は本当に魅力的で、例によって営業の「他にも検討しているお客様が」という言葉にのせられて、かつそろそろ賃貸探しに疲れていたこともあり、申し込みをしようか、となりました。
ただ、THE KAHALA小杉陣屋町で申込書を出している手前、同日に2つめの申込書を出すのは憚られたため、THE KAHALA小杉陣屋町の倍率に通る見込みがあまりないことを説明し、1週間取り置いてもらえることになりました。
SUUMO掲載も取り下げていたので、実質申し込みとほとんど変わらない状況ですね。
リフォーム予定があり入居できるまでまで2ヶ月くらいスパンがあるため、オーナーとしてはまあいいかくらいの感じだったのでしょうか。
結局帰宅して冷静になった私たちは、数日後にお断りの連絡をしました。
寛大な対応をしていただいたオーナーさんには申し訳なかったなと思います。
程なくSUUMOに再登場し、また消えていたので、新しい借主が現れたのかなと思います。
ちなみにこの画像の後ろにひっそり見切れている間取りは品川タワーフェイスです。
家具配置までしましたが、すでに申し込みあり物件で、内見は行けませんでした。
○○武蔵小杉○○
同日3件目の内見です。
この物件に関しては少し辛辣なことを書いてしまうため、名前は伏せさせていただきます。
まず、仲介がなんか変でした。
今までの3物件に関しては法人オーナーであったり元付業者だったりに連絡を取っていたのですが、この物件ではそれが叶わず、仲介手数料が無料の業者を選びました。
その営業の方から、
「他にも検討している物件がありますか?仲介業者を私たちに乗り換えていただければ仲介手数料無料にしますよ!」
と言われました。
どう言う仕組みなんですかね。
あやしい〜
さて、物件についてです。
この物件はちょっと趣旨を変えて、1980年台築、おそらく旧耐震の物件を見に行ってみました。
分譲賃貸ではなく、賃貸マンションです。
新丸子駅および武蔵小杉駅ともに徒歩3分と、交通利便性はバッチリです。
お部屋は2LDK、58平米。
確か家賃+管理費で19.8万円でした。
今思うと建物スペックに対して高すぎだろ!と思いますが、選択肢の少なかった私たちには安く見えていました笑
次に、微妙だった点について。
まず、マンションに入って部屋に向かうまでの供用部、とてもボロボロでした。
部屋はそこそこ綺麗でしたが、水回りが古めであったり、ベランダは廊下と同様コンクリートがバキバキでした。
また、この物件の駅徒歩分数表示を見て分かる通り、線路の近くです。
窓を開けているとうるさいのは当然のこと、窓自体もペラペラで、無力でした。
特に洋室からは線路も見えるため、これで夜寝れるのだろうか?という気持ちになりました。
ネガティブポイントについてその場では言えないため、
「とりあえず申込書の記入だけして、いざ申し込みしたいとなったら私が出しますよ!」
と言う営業に押し切られ、申込書を書きました。
物件を後にした私たちはひととおり相談した後、「この家に友人を招待できるか」と言う観点が決め手で、申し込みをしないことを決めました。
もしここを選んでいたら、今の生活とは全然違った生活を送っていたのでしょう。
少し辛辣な書き方をしてしまい、実際住まれている方には申し訳ないなと思う一方、この物件を取り上げた理由もあり、簡単に述べさせていただきます。
この物件に毎月19.8万円払って住むという選択は、果たしてどうなのでしょうか?
毎月20万円のローン返済をすると考えた時、それは約7700万円の借入をしていることになります。
武蔵小杉であれば、ゆうに駅前タワマンの2LDKが買えてしまいます。
もちろん管理費修繕積立金を考慮すると毎月の支払いはもう少し増えるなり、もしくは借入総額は下がることになりますが、自分の資産を持つことの意義はかなり大きく、多少の背伸びは許容されるかと思います。(過激派ですか?笑)
物件オーナーの利益上乗せ分を支払うよりかはマシでしょう。
なにせ賃貸に払ったお金は取り戻せないのですから...
また、築30年強の賃貸マンションに住む生活と、駅前タワマンに住む生活はまるっきり違います。
部屋や建物の綺麗さはもちろん、遮音性、各階ごみ置き場、食洗機にディスポーザー、枚挙にいとまがありません。
ただ、現に私たちがこの物件を候補に挙げていた様に、分譲マンション購入という選択肢が頭に浮かんでない人からすれば、ここを借りるしかないのです。
知らなかった、それだけで失ってしまうにはあまりに大きい生活や金額です。
そして残念ながらそのような方は、特に賃貸生活が周りにまだ多い若者を中心にまだまだたくさんいらっしゃるかと思います。
是非、賃貸が当たり前という先入観を捨て、早いうちからの資産形成を目指しましょう!
(これはマンション市況がより活性化してほしいというポジショントークでもあります笑)
さて、新居は見つからないままですが賃貸探し編は終了です。
次回からは本題となる購入編に突入です。
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