新卒でマンション買っちゃった ~13. 住宅ローン審査 (前編) と結婚~

こんにちは、黒箱です。

記事を書くためにSRE不動産の営業の方とのメールのやり取りを見返しているのですが、実に200通くらいやり取りをしていて、なかなかに感慨深いです。

 

 

はじめに

 

この章だけをご覧の方に軽く自己紹介をすると、新卒1年目の私と2年目の妻が、一般的には勤続3年が必要と言われる住宅ローン審査に奮闘する話です。

世帯年収は1100万程度、融資希望額は7000万円強です。

私たちが奮闘するにあたり、同様の状況の方が少ないからか参考となる情報が皆無で困ったため、私たちの足跡をネットの海に共有しようというコンセプトです。

 

必要な人に1番届いて欲しいコンテンツは今回と次回ですが、私たちの購入記も長々と連載しているので、もしよろしければそちらもぜひご覧ください。

 

本ブログでは、「新卒でローンを通してくれる銀行はそもそもどこだ」という私たちが実際に悩んだ経験から、同じような悩みを持つ方向けに銀行名が分かるように書いています。

もし銀行名を伏せた方がいい場合は、コメントでお知らせいただければ幸いです。

また、各銀行の対応は2021年当時の情報で、現在は状況が変わっている可能性があることはご了承ください。

 

 

さて、0.655%の条件で事前審査に通った私たちは、本審査までにより条件のいい住宅ローンを取り付けるため、頑張りました。

最終的にはSBIで0.39%の条件を引き出すことができました。

この頑張りのおかげで35年間の総支払額が250万円減ったので、頑張りがいはあったと思います。(※変動金利がそのままの場合)

 

全部で6行チャレンジしていて、時系列が分かりづらいですが、ご了承ください。

全体のサマリーは下記のカレンダーの通りでした。

 

 

 

三井住友銀行本審査と結婚

 

三井住友銀行は事前審査をすでに通していたので、本審査が落ちることはまずないと不動産営業の方からは言われていました。

契約したのに手付放棄で解約となるのは最悪なので、金利に納得は言っていないですがとりあえず三井住友銀行で本審査を通しておきます。

 

本審査の前にひとつとても大事なイベントがあります。

私たちはペアローン (三井住友銀行では連帯債務) を組む予定でしたが、そのためには本審査時に結婚をしている必要があります。

その説明自体は不動産の方からも聞いていましたが、なかなか時間のなかった私たちはギリギリまで結婚を引っ張ってしまいました。

結局銀行から「本審査の日までに入籍してください」と指定され、本審査当日の午前中に両家顔合わせ、昼に区役所にて婚姻届け提出、そして午後に銀行に向かう、という鬼スケジュールになってしまいました。

これにて、彼女の三人称は今から妻となります。

 

さて、本審査は銀行にて対面で行いました。

三井住友銀行の審査基準を解説しているサイトによると勤続年数は見ていないそうで、HPには源泉徴収票がない場合は直近3か月分の給与明細を使用する、とありました。

念のためありったけの給与明細をもっていったのですが、やはり3枚しかいらないそうでした。

直近3か月が結構忙しく残業代が結構あったので、冬賞与が未支給で加算されていないことを除き、実際より多く見積もられてしまいました笑

ここで算出した年収見込みであれば事前審査時に回答した融資額を少し増やせるようでした。

 

対面での本審査から9日後予定通り0.655%での審査が通過したと連絡が来ました。

これでひとまず、家が買えることが確定したことは一安心でした。

 

 

ソニー銀行

 

SREはソニー系列であるため、自然な流れでソニー銀行にも事前審査を出します。

ソニー銀行金利が0.507%、頭金10%入れる場合は0.457%、というように、自己資金割合で金利が変わるシステムでした。

幸い三井住友銀行の融資減額回答により両親からの援助が確保できたため、頭金10%のハードルはクリアできそうです。

そのため、初めから融資希望額は7000万で出しました。

 

申し込みはスマホで簡単にできました。

事前審査の回答は6日後、6000万円までしか融資は認められない、という内容でした。

ソニー銀行はこれにて終了です。

 

ネット銀行の審査は大手銀行より厳しいとは聞いていましたが、まさにその通りの結果となりました。

 

 

みずほ銀行

 

みずほ銀行は大手銀行にもかかわらず0.375%というネット銀行並みの金利をHPに掲げていました。

また、ネットで融資条件を解説しているサイトを見るにどうやら勤続年数は見ないそうです。

そこでSRE不動産に相談してみると、どうやらみずほ銀行もSRE不動産経由で申し込みができるそうです。

ただ、HPに記載されている金利ではおそらく通らない、とのことでした。

それでも、藁にもすがる気持ちでみずほ銀行にも出すことにしました。

みずほ銀行は紙の申込書を出す必要があったので、売買契約でSRE不動産のオフィスを訪れた時に一緒に書いて提出しました。

 

5日後、みずほ銀行から直接電話が来ました。

どうやら、保証会社が新卒は前例がないので認められないと言っているとのことで、審査はダメだったということでした。

銀行としては勤続年数は見ないけど、保証会社が見てるよ、ということなんでしょうか。

前例がない、という理由付けもまたなんとも言えない残念さでした。

 

 

auじぶん銀行

 

auじぶん銀行は、住宅ローンを調べていればお薦めとして上がっているのを見ることも多いかと思います。

その魅力はなんと言っても金利の低さ。

携帯回線や電気の契約といった、電話会社らしい※付きではあるものの、当時で0.31%と、他社の追従を許さない金利設定でした。

私たちはその名前の胡散臭さから当初敬遠していましたが、ソニー銀行が落ちてどうやら選り好みしてられないぞとなってきたため、auじぶん銀行も出してみることにしました。

ただ、ネット銀行は審査が厳しいということを身をもって体験したばかりなので、半ば当たって砕けろ感覚でした。

 

こちらも申し込みはスマホで簡単にできました。

翌日、auじぶん銀行の担当から電話が来ました。

この勤続年数でこの融資額、本当に合っているかといった確認の電話でした笑

結果は1週間後、順当に融資否認でした。

 

 

 

このような流れで、打った球は軒並みハズレで、とても意気消沈していました。

次回、「14. 住宅ローン審査 (後編)」