新卒でマンション買っちゃった 〜16. 確定申告•贈与税申告〜
こんにちは、黒箱です。
いよいよ最終回です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
住宅ローン控除を受けるためには初年度は確定申告が必要となります。
加えて、私は両親からの贈与を受けたため、贈与税の申告も必要になります。
今回、実は住宅ローン審査よりも大変だったのがこの申告で、最終回の今回はこの確定申告•贈与税申告でおきたすったもんだについて記します。
ひとことでまとめると、クソ制度、といったところでしょうか。
この道のプロではないため、もし間違いがある場合はご了承ください。
また、制度は毎年変わっていく可能性のあるもので、詳細は国税庁HPをご覧ください。
その辺の解説サイトより国税庁HPが1番わかりやすいです。
経緯
今回のすったもんだの発端は、建設住宅性能評価書がないことでした。
教訓としては、中古マンションか購入時に建設住宅性能評価書があるかを売主に確認し、ない場合は売主に再発行を求めるべき、と言うことを学びました。
住宅ローン審査に翻弄されていた私たちは、ここまで手が回りませんでした。
通常、マンション建設前に設計住宅性能評価書が、マンション建設後に建設住宅性能評価書が作成され、その書類は部屋と一緒にオーナーへ引き渡されます。
これら評価書はマンション全体に対してではなく、1住戸ごとに発行されます。
住宅取得資金の贈与税非課税には「建物の性能が基準を満たしている」ことを示す書類が必要で、築2年未満の場合は上述の建設住宅性能評価書を、築2年以上の場合は住宅性能証明書の提出が必要になります。
住宅性能証明書は、建設住宅性能評価書を使用することで取得できます。
なので、基本的には建設住宅性能評価書を手に入れる必要があります。
しかし、今回なんと売主側が建設住宅性能評価書を失くしているそうです!
困った!
設計住宅性能評価書はありますが、設計通りに建ったことを証明できないので基本的に無力です。
非課税のためにはマンションが耐震基準を満たしていること、もしくは断熱基準を満たしていることを証明すればいいのですが、弊タワマンは免震ですし、基準を満たしていることは明白です。
マンションが明らかに耐震基準を満たしているのに、「部屋に紐づいた」証明書が必要なのは本当に意味がわかりません!
まあ怒ってもしょうがないのですが...
やったこと
まず、建設住宅性能評価書を再発行できないか、発行機関に電話してみました。
「ファーストオーナーしか再発行できません」
なるほど、では不動産屋経由で売主に再発行できないか聞いてみます。
答えは「やりたくない」
えぇ。。。
次に、建設住宅性能評価書を新規発行できないか、発行機関に電話してみました。
しかし、この新規発行はめちゃめちゃ大掛かりな作業を必要とし、マンションの免震ゴムを直接確認したりなど、普段入らないようなところまで潜り込んで調査をするそうです。
料金も結構かかるし、期間も数ヶ月、そして個人では申請できない、と。
はぁ。
次に、分譲時の控えがないか探しました。
コンシェルジュに聞いてみると、管理会社の人を紹介され、話してみました。
管理会社は分譲時のデベロッパー系列なので、その辺の融通があります。
結構親身になって探してくれたのですが、ありませんでした。
最後に、今ある設計住宅性能評価書をもとに住宅性能証明書の発行を試み、最終的にこれが成功しました。
設計通りに建てたことを確認すれば発行が可能なのは建設住宅性能評価書と一緒なのですが、住宅性能証明書の場合は項目を絞って検査ができます。
建設時の図面の提出も必要になるので、手持ちにある図面っぽいものを全部提出しました。
1番検査が簡単な断熱の証明書を狙います。
おじさんが検査に来たのですが、間取り図を片手に持ったおじさんが各部屋をチラ見し、部屋の形が間取り図通りであることを確認して終了でした。
えぇ、なんの意味のある検査なんですか!?
これに10万円を払うのは解せないですね...
そんなこんなで、申告期限ギリギリに書類を手に入れました。
電子申告の障害で3月15日をちょっと過ぎたりなどのトラブルがあったりしましたが、これにて一件落着となりました。
めでたしめでたし
以上で連載は一旦終了です!
長々とありがとうございました!
また何か書きたくなったら戻ってきます!
おまけ
そろそろ恒例になった、記事の写真、初回は猫の写真で始めたので、最終回も猫の写真で締めさせて頂きます。
広いお部屋に引っ越したおかげで大きなキャットタワーが置けたので、その点からもとても良かったです!
ありがとうございました!